ストライダー人気に見る「人を動かす」条件

何年前だったかな。
長女が小学校に入るか、入らないか、ぐらいだったから、 2年前かな?

既に運痴の兆しが見え始めていた長女のために、ストライダーをプレゼントしようと考えたことがあった。


自転車はまだ早いと思っていたのと、小さいうちにバランス感覚を養えば、多少なりとも運動神経が発達しないかなあ、という期待もあったからだ。

我が家のプレゼントには、願いを込めることにしているんだ。
毎日の子供たちの様子や年齢を見て、こんな子になって欲しいとか、ここを伸ばしてあげたいとか。

結局、ウチの前の坂道の先は道路だから危ない、という理由でストライダーは見送った。


時は過ぎて先日の忘年会。
とある出来事で、大人の階段を登った件は以前、記事を書いた。


その忘年会の席で、会長が興奮気味にストライダーの話をしていた。
なんでも、定員200名のストライダーレース(勿論、選手は子供)の募集を行なったところ、定員に達するまで2日かからなかったそうだ。
当然、熱心なのは選手ではなくその親。

地方都市ヒロシマの二輪イベントで、大人100人を集めるのは、とんでもなく大変なことらしい。
それが子供のためとなると、事情が全然違ったらしい。

会長は活動実績の面から、対外的なアピールにもってこいだ、と考えていたようだが、これって、色んなところで応用可能な真理だよなあ。

趣味があって、金があっても、行動に移せない理由がある。
そこを取り除けないと、いいな~、で終わっちゃう。

ライダーたるお父さん、お母さん。
バイク遊びは、子供と一緒にはできないから、却下。
とはいえ、元々が二輪好きの人たち。
形は違えども、二輪に関わりたい気持ちがあるのだろう。
子供にも、その楽しさを伝えたい気持ちがあるのだろう。

ライダーを集めることにこだわるのではなく、発想を転換して「乗りたい人」を「乗せたい人」に変えてしまったのが、今回の結果につながっていると思う。
この転換、トレードオフといってもいいかも知れないが、許せるものってだけじゃなく、子供を二輪に触れさせるっていう、新しい提案を兼ねたことで、ライダー心を刺激したのだろう。

今回は二輪イベントで人を集める、という目的だったけど、目的をはっきりさせて、動かしたい相手の事情を、広い目で考えること、覚えておきたい。

人を動かす 新装版

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