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我が社の「改善」の現状について

先日、社内で話をする機会がありました。

私は人前で話すのは苦手な方なので、本番では50%でも喋れれば何とか伝わるようにするため、事前に内容をしっかり作ります。
以下、準備した内容を公開します。


我が社の経営目標が「改善」になって3期目を迎えました。
最近、改善という言葉に慣れてきてしまった危機感のようなものを覚えています。

改善とは、良くすることです。
何を良くするべきかを考えることです。
誰もが当たり前だと思っていることや、ぼんやりとした共通理解について、もう一度、見直す必要があります。
それを踏まえて、現実的に実行できる方法を考え、行動に移すことが必要なのだと思います。

改善という言葉に触れる機会が増えたことで、逆に慣れてしまっている自分がいます。
周囲の雑音と同じように、目を耳を止めることが減ってきた気がします。
これは「改善」がスローガン化していて、思考停止に陥っているのではないかと思うのです。

社長がしばしば、「ひとつのヒット商品には100の商品が必要、ひとつの商品には100のアイデア。つまり、ひとつのヒット商品には、10000のアイデアが必要だ」という話をされます。
これを逆に考えると、ひとつのヒット商品には、9999のハズレネタが必要で、9999の失敗作が必要だということになります。
我が社の新製品開発の活動を振り返ってみますと、全く行っていない訳ではありませんが、このペースだと、ヒットする前に我々の寿命が尽きてしまいそうです。

この現状を批判したいのではありません。
新製品開発には体力が必要で、継続して作り続けるのは難しいものです。
だから改善が必要だ、と言うことを申し上げたいのです。
どうすればペースアップできるのか、もう一度よく考えて行動すること、これが改善だと思います。

先日の都知事選に出馬した、家入一真という人がいます。
ロリポップでおなじみの株式会社paperboy&co.を立ち上げた人です。
今はどうか分かりませんが、かつてホームページ上に、社員のアイデアを事業化するまでの流れを紹介していました。

最初に社員は、自分のアイデアをプレゼンします。
悪くないアイデアだと会社が判断した場合には1日2時間程度、仕事の時間を自分のアイデアを形にするために使えるようになります。
ステップが進むにつれて、使える時間が増えていき、最後には事業部を立ち上げるそうです。

これが我が社にとっても正解かどうかは分かりませんが、実現可能な範囲で実践している例として、ご紹介しました。

我々は我々にあった方法を試行錯誤しながら見つけていく必要があります。
「改善」という言葉のイメージが、漠然と「なんか良くなりそう」のままではダメなんだと思います。
「現実と向き合いながら泥臭く活動している状態」という言葉であること、そして実践することが大切なのだと思います。

以上です。

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